UR賃貸住宅とは?メリットとデメリット【外国籍の方の申し込み・必要書類について】
この記事を読めばわかること
・UR賃貸住宅とは
・UR賃貸住宅のメリットとデメリット
・外国籍の方の申し込み資格
・必要書類についての情報(多言語)
UR賃貸住宅とは?
UR賃貸住宅とは、”UR都市機構”が管理している公的な賃貸住宅です。全国に約74万戸あります。”団地”と呼ばれる公団住宅が多くあります。”団地”とは一般的にエレベーターがなく築年数の古い建物が多いです。しかし、団地でもリノベーションを積極的にしている物件も多く必ずしも団地だから古めかしいというイメージを持つ必要はありません。また、UR賃貸住宅には最新設備を備えた新しい住宅もあります。
以下、UR都市機構による申し込みの際の必要書類が記載された外国語のパンフレットになります。
UR賃貸住宅のメリットとは?
礼金が不要
日本には礼金と呼ばれる、家やマンションの賃貸借契約時に大家さんに対してお金を払うシステムがあります。通常、家賃の2~4か月にあたる金額を支払う必要ありますが、初期投資としてはかなり高額です。UR賃貸住宅では、この礼金が不要です。
仲介手数料不要
仲介手数料とは、住宅の賃貸取引の際、売主と買主の間に入って意見の調整や契約事務などを代行する不動産会社(仲介会社)に支払う手数料のこと。UR賃貸住宅では仲介手数料が不要です。
更新料不要
日本では、賃貸住宅に長く住むと、”更新料”と呼ばれる費用が必要になります。例えば2年毎の更新時に家賃の1,2か月分を支払う必要があります。その点、UR賃貸住宅であれば、長く住んでも更新料が不要です。
保証人不要
UR賃貸住宅は、お申込み時に住民票の写し、収入証明書等の必要書類の提出が必要となりますお申込みご本人の資格確認をさせていただくのみなので保証人が不要です。
UR賃貸住宅のデメリットとは?
地域の相場より家賃が高い場合がある
基本的にUR賃貸は、家賃が相場よりも2割ほど高くなっています。理由は、ゆとりを持たせた広めな室内の空間にあります。UR賃貸の2LDKは一般的な賃貸の3LDKぐらいの広さがあります。例えば、ある地域で2LDK・8万円が相場だとします。UR賃貸住宅だと2LDKといっても3LDKぐらいの広さがあるので、家賃も10万円程になることがあります。
結論として、賃貸物件の候補をURだけに絞らず、一般的な賃貸物件とあわせて比較し、最適な物件を選ぶとよいでしょう。
先着順のため競争率が高く簡単には借りられない
URはその信頼性や部屋の広さから人気も高く、空き部屋がないことも多いです。事前にお近くのUR賃貸ショップで相談しておくのもよいでしょう。
立地が悪くて昔ながらの団地が多い
昔ながらの古い団地タイプの物件が多いです。安いのは魅力ですが、部屋の内装や周囲環境など、しっかりと確認してから契約することをおススメします。特に必要に応じてエレベーターやオートロックなどの有無を確認してから借りるための手続きに進んでください。
審査の基準が厳しい
一般的な賃貸物件を借りるときは「基準月収が家賃の3倍必要」ですが、UR賃貸の審査基準はおおよそ4倍が必要となります。UR賃貸住宅は働く外国人の方々への受け入れは積極的なので、ある程度の月収の基準に対する緩和は期待できますが、それでも審査基準が厳しいという現実は理解しておく必要があります。
外国籍の方の申し込み資格
外国籍の方の申込資格について
次のいずれかに該当する方が申込み資格を有します。
1.在留資格が永住者、外交、公用の方
2.特別永住者の方
3.中長期在留者の方
UR賃貸住宅で生活する方への注意点!
団地は近所との関係が深い
新しいマンションに比べて、団地は歴史的に隣近所との関係性が深い場合が多いです。それは近隣に友達や知り合いができて、メリットでもありますが、生活のルールを守ることが大事になってくる場面もあります。
例えば、
「夜中に友達大人数でパーティーしない」
「ゴミは規則に従って廃棄する」
「共用スペースはルールを守って清潔に利用する」など。。。
防音対策やゴミ置き場の設備が万全な新しいマンションと比べて、団地の場合は上記のようなルールが重視されることが多いです。
多くの選択肢から選んでください!
UR賃貸住宅にはメリットとデメリットがあり、またUR賃貸住宅の中でも条件はさまざまです。この記事があなたの日本での住居選びの選択肢を増やし、あなたにとっての最高の住居を探し当てるお手伝いになればとジャパンボックスは願っています!
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