日本で必要な水道光熱費は?【英語や他の言語での対応が可能な電気・水道・ガスの手続き方法】
日本で生活をするにあたって、『水道や電気などの光熱費は、どれくらいかかるのか?』を2020年の総務省の家計調査の情報をもとにジャパンボックスがまとめました。賃貸物件を探す時に家賃の目安を決めるのに必要な情報になってくることもあると思います。賃貸契約が無事に完了したら水道、電気、ガスの申し込みをしなくてはなりません。もし、この記事を参考にしていただきお役に立てれば嬉しいです。
全国平均光熱費
2020年の光熱費は新型コロナの影響による在宅勤務の増加や外出の控えより2019年同期と比べて1.6%増となっています。
単身者平均水道・光熱費
総務省の家計調査によると日本での一人暮らしの1カ月あたりの水道光熱費は、約10,000円前後と言われています。
【2020年 単身者平均水道・光熱費】
電気 | ¥5,791 |
水道 | ¥2,171 |
ガス | ¥3,021 |
水道・光熱費平均合計額 | ¥11,686 |
「2020年 家計調査結果」(総務省統計局) をもとにジャパンボックスまとめ
季節や地域にも影響されますが、電気代が水道+ガス代の2倍くらいが一般的です。
世帯の平均水道・光熱費
【世帯の平均水道・光熱費 世帯人員2.27人】
電気 | ¥8.974 |
水道 | ¥4,181 |
ガス | ¥4,136 |
その他の高熱 | ¥1,015 |
水道・光熱費平均合計額 | ¥18,306 |
「2020年 家計調査結果」(総務省統計局) をもとにジャパンボックスまとめ :集計世帯数8167世帯
一人暮らしの場合と比べて倍額近くになります。
人数が3人、4人と増加した場合は光熱費の合計額はおよそ
- ・3人世帯は2人世帯の+3000円程度
- ・4人世帯は3人世帯の+2000円程度
と増加率は鈍化します。
地域別水道・光熱費
地域別の水道光熱費も比較してみましょう。
引っ越しをする際の支出の目安にもなるのでご覧ください。
【主要都市別平均水道・光熱費】
全国 | 大都市 | 中部市 | 小都市 | |
電気 | ¥5,791 | ¥5,489 | ¥6,030 | ¥6,029 |
水道 | ¥2,172 | ¥1,993 | ¥2,441 | ¥2,181 |
ガス | ¥3,021 | ¥2,935 | ¥3,142 | ¥3,029 |
光熱費平均合計額 | ¥11,686 | ¥10,873 | ¥12,424 | ¥12,229 |
「2020年 家計調査結果」(総務省統計局) をもとにジャパンボックスまとめ
光熱費に関しては東京などの大都市の方が小都市より安い傾向があります。ガスは都市ガスかプロパンガスかにより供給方法が異なり値段がかなり違ってきます。
【2020年 総務省の家計調査 地域別平均水道・光熱費】
北海道・東北地方 | 関東地方 | 北陸・東海地方 | 近畿地方 | 中国・四国地方 | 九州・沖縄地方 | |
電気 | ¥6,463 | ¥5,594 | ¥5,956 | ¥5,641 | ¥6,188 | ¥5,554 |
水道 | ¥2,648 | ¥2,200 | ¥2,049 | ¥1,833 | ¥2,235 | ¥2,198 |
ガス | ¥2,983 | ¥3,115 | ¥2,789 | ¥2,959 | ¥2,858 | ¥3,210 |
光熱費平均合計額 | ¥15,094 | ¥11,243 | ¥11,569 | ¥10,729 | ¥11,792 | ¥11,344 |
「2020年 家計調査結果」(総務省統計局) をもとにジャパンボックスまとめ
全国の光熱費を比較すると、地域によって変動しています。
寒さや暑さの厳しいそれぞれの地域の気候の違いによって、光熱費に差が出ることがわかります。
また、比較的光熱費の安い地域と高い地域によって、年間で数万円の差が出てきます。
水道光熱費の節約方法
少しでも水道光熱費を抑えたいと考えている人は多いのではないのでしょうか。
ここでは、今日から始められる簡単な節約方法をご紹介します。
ガス代節約
- ・契約しているガスの種類を見直しましょう
都市ガスとプロパンがスのどちらを契約しているかによって、月々の金額は2倍前後も高くなります。追い焚き機能などを頻繁に使用する冬場はさらに割高になります。必ず契約しているガス会社を把握しておきましょう。
- ・湯器の設定温度は40度以下がエコです
お湯の温度を1℃上げるごとに3円ガス代が上がると言われています。
シャワーや冬場のお皿洗いなど、43℃から40℃に温度を下げることで1日約10円、1年で3,650円もの節約になります。
電気代節約
- ・一人暮らしは30Aがおすすめ
一度に使う電気量が少ない方が大きなアンペアで契約をしている場合は、アンペア数を小さくすることで月々の基本料が安くなるほか使用料金もお得になります。アンペア数変更の手数料などはかかりません。変更手続きはカスタマーセンターや契約中の電力会社にお問い合わせください。
- ・使用していない電源コードを外し待機電力の節約をしましょう
タップ式の電源コードならスイッチを切るだけで簡単に省エネになります。光熱費の50%を占めると言われる電気代は、コロナ禍によるテレワークの導入後さらに家計を圧迫しています。
水道代節約
- ・台所の蛇口に節水アダプターをつける方法や、シャワーヘッドを節水機能付きのものに変更することもおすすめです。しかし、お金もかからず今からすぐ出来る、最も最良の節約はお水の出しすぎに気をつけることです。
お水を大切に使うことで、大きな節約につながります。以上、今日からすぐに実践できる光熱費の節約方法をご紹介しました。
水道光熱費の手続き方法
引っ越してすぐにしなければならないことに電気・水道・ガスなどの光熱費の手続きがあります。多言語対応で手続きができて、一般的によく使われている会社を紹介いたします。
多言語対応ページ
・ガスの手続き方法
- 「東京ガス」多言語サイトはこちらです。
- 「東京ガス外国語専用ページ」
- 東京ガスカスタマーセンター(英語、中国語、韓国語、ポルトガル語での電話対応あり)
・電気の手続き方法
現在は電力自由化により、自由に電力会社を選べるようになりました。
- 今回は英語専用ページがある「東京電力」多言語サイトをご紹介します。
- 「東京電力(TEPCO)外国語専用ページ」
・水道の手続き方法
各都道府県指定の水道局にてお手続きが必要です。
まとめ
全国の水道光熱費の比較を総務省のデータをもとにジャパンボックスがまとめました。
地域や季節によって金額の違いがあるほか、契約する会社によっても基本料金に差がでてきます。日本での生活を考えていて生活費を知りたい方、実際に日本で生活していて水道光熱費の平均値に興味がある方の参考になれば幸いです。
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